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コレクション: コレクション2

虎列剌予防の諭解 1巻 - 翻刻

虎列剌予防の諭解 1巻 - ページ 16

ページ: 16

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【右】 <問>平生用(つね〴〵もち)ふる所(ところ)の飲水(のみみづ)を清潔(せいけつ)にするを如何(いか)なる 方法(しかた)を用(もち)ふべきや又(また)水(みず)を飲(の)ぶときは如何(いか)なる心(こゝろ) 得方(ゑかた)をなすべきや  飲水(のみみづ)のことも亦(また)少(すこ)しく氣(き)を留(とゞ)めて用心(ようじん)すれば 吾人(われ〳〵)の為(ため)に大(おほい)なる福益(ふくえき)となることなり されば  も良(よ)からぬ飲水(のみみづ)は極(きは)めて危(あやう)きものにして極悪(ごくあく)  性(しやう)の疾(やまひ)も一杯(いつばい)の水(みづ)より起(おこ)るものなれば其害(そのがい)は  不潔(ふけつ)の空気(くうき)にも劣(おと)らぬものと心得(こゝろう)べし  飲水(のみみづ)を清潔(せいけつ)にする方法(しかた)も亦(また)前(まへ)に述(の)べたる空気(くうき)  を清潔(せいけつ)にする方法(しかた)と大抵(たいてい)異(こと)なることなし尤(もつとも)取分(とりわ) 【左】  けて左(さ)の條件(かじう)に注意(ちゆうい)すべし <第一>市中(しちう)或(あるひ)は村内(むらうち)を通(つほ)れる河水(かはのみづ)或(あるひ)は渠水(ほりのみづ)は一(ひと)  度沙濾(たびすなごし)にするか又(また)は煮沸(にたゝ)せたる後(のち)に非(あら)ざれば  之(これ)を飲(の)むべからず但(たゞし)河水(かはみづ)にても山谷(やまたに)の間(あひだ)より  密閉(しめきり)たる管(くだ)又(また)は樋(とひ)を通(とほ)して引(ひ)きたるものは其(その)  色(いろ)透明(すきとほり)良(よ)からぬ臭味(くさみ)なきものなれば之(これ)を飲料(のみきて)  となして宜(よろ)し されども河水(かはみづ)の町村(まちむら)を通(とほ)りたる  ものは衣類(いるゐ)の洗濯(せんたく)両便(りやうべん)の滲込(しみこみ)其他(そのた)種々(しゆ〴〵)の原因(みなもと)  に由(よ)りて傅染病(でんせんびやう)の毒種(どくき)を混合(ませあは)するものなる故(ゆゑ)  によく〳〵心附(こゝろづ)け其等(それら)の原因(みなもと)あるものは縦令(たとひ)