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コレクション: コレクション2

虎列剌予防の諭解 1巻 - 翻刻

虎列剌予防の諭解 1巻 - ページ 25

ページ: 25

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【右】 立入(たちい)らざる様(やう)になし又(また)其(その)吐瀉(としやあぶつ)には充分(じうぶん)に消毒(せうどく) して手落(ておち)なき様(やう)にするが一家(いつか)の豫防(よぼう)にて此(この)二項(ふたかど) の目的(めあて)を尽(つく)しなば外(ほか)に豫防(よぼう)はなきことなりされど も其(その)家(いへ)貧窮(ひんきう)にて看病(かんびやう)すべき人(ひと)もなく又(また)看病(かんびやう)をな きときは其(その)日(ひ)の稼(かせぎ)に差支(さしつか)へ或(あるひ)は老人子供(としよりこども)ばかり にて手当(てあて)も届(とゞ)かず又は人数(にんづ)多(おほ)くして間数(まかず)少(すく)なき 者杯(ものほど)は所詮(しよせん)前(まへ)の二項(ふたかど)を充分(じうぶん)仕遂(しと)ぐること能(あた)はず 此等(これら)の人(ひと)の心(こゝろ)にはあはれ善(よ)き看病人(かんびやうにん)のありたら ば介抱(かいほう)も届(とゞ)きつらん好(よ)き病室(びようま)のありたらば家族(かない) にも遷(うつ)るまじと思(おも)はぬ者(もの)はなかるべし又(また)旅籠屋(はたごや) 【左】 に泊(とま)り学校(がくこう)製作場(せいさくば)杯(ほど)に寄宿(きしゆく)して身寄(みより)朋友等(ともだちとう)の引(ひき) 取人(とりて)なき者(もの)は其(その)家(いへ)の迷惑(めいわく)となり業體(げふてい)にも差響(さしひゞ)き 本人(ほんにん)の身(み)になりては如何計歟(いかばかりか)居(を)りづらく思(おも)ふべ く又(また)は旅人(たびゝと)の途中(とちう)にて発病(はつびやう)したる其(その)時(とき)は世話(せわ)す る人(ひと)もなかるべし かゝる者(もの)の為(ため)に避病院(ひびやうゐん)を取建(とりたて) て其(その)難儀(なんぎ)を救(すく)ひ親切(しんせつ)に世話(せわ)せよとて設(もう)けられた る規則(きそう)なれば此等(これら)の人(ひと)は願(ねが)ひては入院(にふゐん)をなすべ き筈(はづ)なりたるを兎角(とかく)に畏(い)み嫌(きら)ひ取留(とりとま)らざる妄説(まうせつ) に惑(まど)ふは謂(いは)れなきことにて其(その)身(み)は勿論(もちろん)家族(かない)まで 誘(さそ)ふて殺(ころ)す者(もの)を謂(い)ふべし入院(にふゐん)すれば療治(れうぢ)も出来(でき)