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コレクション: コレクション2

虎列剌予防の諭解 1巻 - 翻刻

虎列剌予防の諭解 1巻 - ページ 30

ページ: 30

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【右】 べからず 都(すべ)て日常(つね〴〵)の食物(しよくもつ)は其(その)料理(れうり)に念入(ねんい)れ疑(うたが)はしき食(しよく) 物(もつ)は努(つと)めて喰(く)はざる様(よう)にすべし  <第三>各人(ひと〴〵)飲水(のみみづ)は注意(ちゆうい)すべし若(も)し少(すこ)しにても濁(にご)  り或(あるひ)は臭気(くさみ)あるか或(あるひ)は味(あぢ)の良(よ)からぬときは決(けつ)  して其(その)水(みづ)を飲(の)むべからず虎列刺(これら)町村内(ちやうそんない)に入(い)り  込(こ)むときは必(かなら)ず一旦(いつたん)其(その)水(みづ)を沙濾(sなごし)にし煮沸(にたゝ)して  後(のち)飲(の)むべし町村(ちやうそん)の人家(じんか)ある場所(ばしよ)を通(とほ)りたる河(かは) 水(みづ)は容易(ようい)に飲(の)むべからず又(また)浅(あさ)き井戸(ゐど)の水(みづ)を飲(の)  むべからず近邉(きんぺん)に便所(べんじよ)或(あるひ)は下水(げすゐ)あるときは多(おほ) 【左】  くは汚汁(わるみづ)滲(し)み透(とほ)して其(その)井戸(ゐど)は不潔(ふけつ)となるもの  なり若(も)し町村内(ちやうそんない)一般(いつぱん)の飲水(のみみづ)に付(つ)き不安心(ふあんしん)の事(こと)  ならば衛生委員(ゑいせいゐゐん)に依頼(たの)みて其(その)世話(せわ)を請(こ)ふべし」  <第四>各人(ひと〴〵)注意(ちゆうい)して其(その)便所(べんじよ)より汚汁(わるみづ)の漏(も)らぬ様(よう)  に心付(こゝろづ)け屡々(しば〳〵)之(これ)を斟取(くみと)りて十分(じふぶん)に其(その)跡(あと)を掃除(さうぢ)  すべし  <第五>下水溜(げすゐだめ)は屡々(しば〳〵)斟取(くみと)りて田畠(たはた)に送(おく)るべし  <第六>各人(ひと〴〵)止(や)むを得(え)ざる事(こと)にあらざれば無益(むやく)に  虎列刺病者(これらびやうしや)に直接(ちかづ)き及び病者(びやうしや)ある家(いへ)に立入(たちい)る  べからず且(か)つ成(な)るべく妄(みだり)に他家(たけ)の便所(べんじよ)に上(のぼ)ら