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コレクション: コレクション2

虎列剌予防の諭解 1巻 - 翻刻

虎列剌予防の諭解 1巻 - ページ 31

ページ: 31

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【右】 ざる様(やう)注意(ちゆうい)するを良(よし)とす  <第七>各人(ひと〴〵)常(つね)に「フラネル」或(あるひ)は紋派織(もんぱをり)の腹帯(はらおび)を巻(ま)  き《割書:幅(はゞ)八(はつ)|寸(すん)位(ぐらゐ)》夜中(やちう)も成(な)るべく之(これ)を解(と)くべからず炎暑(あつき)  の時(とき)に裸體(はだか)又(また)は雨戸(あまど)を開(あ)け放(はな)ちて眠(ねむ)るべから  ず晝夜(ちうや)温度(おんど)の不平均(むら)に感(かん)ずるときは劇(はげ)しき腸(ちやう)  加答児(かたる)を起(おこ)すことあり慎(つゝし)むべし  <第八>下痢(げり)の兆(きざい)あるときは決(けつ)して生物(なまもの)又(また)は消化(せうくわ)  あしき物(もの)を食(く)ふべからず粥(かゆ)或(あるひ)は葛湯等(くずゆとう)を用(もち)ふ  るを良(うよし)とす若(も)し下痢(げり)を發(はつ)するときは警察分署(けいさつぶんしよ)  或(あるひ)は町村(ちやうそん)役場等(やくばとう)に備(そな)へたる薬(くすり)を用(もち)ひ直(すぐ)に醫師(いしや) 【左】 を頼(たの)むべし  <第九>右(みぎ)の如(ごと)く注意(ちゆうい)用心(ようじん)するの後(のち)虎列刺病(これらびやう)尚(な)ほ  其(その)家(いへ)に侵(おか)し入(い)りたる取敢(とりあ)へず其筋(そのすぢ)へ届(とゞ)  け出(い)で先(ま)づ健康(たつしや)なる人(ひと)を引分(ひきわ)け看病人(かんびやうにん)の外(ほか)は  病人(びやうにん)に近(ちか)づかしむべからず其(その)吐下(はきくだ)したるもの  又(また)は之(これ)に汚穢(けが)れたるものは決(けつ)して之(これ)を便所(べんじよ)往(わう) 来(らい)下水(げすゐ)芥溜(ごみため)田圃(たはた)溝川等(みぞかはとう)に棄(す)つべからず一たび 之(これ)を等閑(なほざり)にするときは一人(にん)の不注意(ふちゅうい)より數千(すうせん) 萬人(まんにん)を殺(ころ)すに至(いた)るものにて豫防中(よぼうちう)の第(だい)一に肝(かん) 要(えう)とする所(ところ)なり現(げん)に昨年(さくねん)も虎列刺病者(これらびやうしや)の汚穢(よごれ)