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コレクション: コレクション2

虎列剌予防の諭解 1巻 - 翻刻

虎列剌予防の諭解 1巻 - ページ 33

ページ: 33

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【右】  油(あぶら)を注(そゝ)ぎて掻交(かきま)ぜ全(まつた)く焼尽(やきつく)して灰燼(はひ)となる様(やう)  にすべし又(また)病人(びやうにん)の通(かよ)ひたる便所(べんじよ)は消毒薬(せうどくやく)を注(そゝ)  ぎ斟取(くみと)りて前(まへ)の如(ごと)く焼棄(やきす)て其跡(そのあと)をよく〳〵掃(さう) 除(ぢ)し其他(そのた)病者(びやうしや)の吐瀉物(としやぶつ)を投入(なげい)るゝことなき便所(べんじよ) とも同じく防臭薬(ぼうしうやく)を灌(そゝ)ぐべし木綿切衣服(もめんぎれきもの)夜具(やぐ) 等(とう)総(すべ)て病人(びやうにん)に触(ふ)れて汚(よご)れたるものは決(けつ)して健(たつ) 康(しや)なる人(ひと)に触(ふ)れしめず充分(じうぶん)に消毒法(せうどうほふ)うぃお行(おこな)ひ襦(じゆ) 袢(ばん)手拭等(てぬぐひとう)価(ね)の貴(たか)からざるもの又(また)は口(くち)を拭(ぬぐ)ひた る紙屑(かみくづ)涎(よだれ)の染(し)みたる枕紙(まくらがみ)までもなども取落(とりおとし)なく 都(すべ)て焼棄(やきすつ)るを良(よし)とす僅(わづか)の品(しな)を惜(をし)みて焼棄(やきす)てず 【左】  之(これ)が為(た)め其毒(そのどく)に感(かん)じ発病(はつびやう)して死(し)しtる者(もの)往々(わう〳〵)  あり慎(つゝし)むべき事(こと)なり若(も)し焼(や)く能(あた)はざるものは  消毒水中(せうどくすゐちう)に入(い)れ煮沸(にたゝ)すること一時間(いちじかん)にして後(のち)水(みづ)  石鹸(しやぼん)にて丁寧(ていねい)に洗濯(せんたく)し清水(きよたみづ)を灌(そゝ)ぎて乾(かは)かすべ  し若(も)し其(その)家(いへ)に消毒薬(せうどくやく)なきときは直(たゞち)に近邉(きんぺん)の警(けい)  察分署(さつぶんしよ)又(また)は町村役場(ちやうそんやくば)に柢(いた)りて消毒薬(せうどくやく)を乞(こ)ひ其(その)  用(よう)に備(そな)ふべし総(すべ)て右(みぎ)の消毒法(せうどくほふ)は病家(びやうか)にては理(り)  會(くわい)せざる人(ひと)もあり兎角(とかく)行届(ゆきとゞ)かぬものゆゑ衛生(ゑいせい)  委員(ゐゐん)又(また)は醫師(いしや)の指圖(さしづ)に従(したが)いて丁寧(ていねに)に注意(ちゆうい)すべ  し消毒薬(せうどくやく)並(ならび)に吐瀉物(としやぶつ)の取捨等(とりすてとう)は委員(ゐゐん)にて夫々(それ〴〵)