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コレクション: コレクション2

虎列剌予防の諭解 1巻 - 翻刻

虎列剌予防の諭解 1巻 - ページ 34

ページ: 34

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【右】  の取計(とりはからひ)ある筈(はづ)なり  <第十>若(も)そ病者(びやうしや)療養(れいやう)居(とゞ)かずして死兦(しはう)したる時(とき)は  早速(さつそく)衛生委員(ゑいせいゐゐん)に告知(つげし)らせ其(その)死屍(しがい)は消毒法(せうどくほふ)を行(おこな)  ひ速(すみや)かに入棺(にふくわん)するをよしとす又(また)死屍(しがい)は成(な)る丈(たけ)  火葬(くわさう)にするが良(よ)し其故(そのゆゑ)は埋葬(まいさう)にては如何程(いかほど)に 消毒(せいどく)するとも其(その)屍(かばね)の腐(くさ)るに随(したが)がひ自(おの)づと地中(ちちう)に  滲(し)み透(とほ)し或(あるひ)は川水(かはみづ)井戸等(ゐどとう)に流(なが)れ込(こ)みて再(ふたゝ)び害(がい)  を萌(きざ)すべし火葬(くわさう)は其毒(そのどく)を焼拂(やきはら)ひ全(まつた)く清浄(しやう〴〵)とな  るものなり但(たゞ)し従来(まへからから)の慣習(ならはし)にて之(これ)を好(この)まぬ者(もの)  も多(おほ)かりしよりい一時(いちじ)は火葬(くわさう)禁止(きんし)の令(れい)も出(い)でた 【左】  りしが元来(もとより)清浄(しやう〴〵)にして事(こと)に害(がい)なく且(かつ)は葬地(さうち)に  便利(たゝり)あるより終(つひ)に其禁(そのきん)をも解(と)かれしなれば殊(こと)  に傳染病(でんせんやまひ)にて死(し)したる遺骸(なきがら)の如(ごと)きは人(ひと)の為(ため)に  も我為(わがため)にも火葬(くわさう)にこそはなさまほしてけれさな  くとも汚(よご)れたる身體(からだ)を浄(きよ)め荼毘(だび)の烟(けむる)となすこと  は往古(そのかみ)の天皇(みかど)后妃(きさき)を始(はじ)め皆(みな)行(おこな)はせ給(たま)へる法(ほふ)に  て決(けつ)して賤(いやし)むべきものならば高間(たかま)の原(はら)も蓮(はす)の  臺(うてな)も皆(みな)清浄(しやう〴〵)と聞(き)くかゝつは悪(あ)しき病(やまひ)の屍(かばね)を持(も)た  は神(かみ)も佛(ほとけ)も嫌(きら)ひ給(たま)はん殊更(ことさら)埋葬(まいさう)を望(のぞ)む時(とき)は勝(かつ)  手(て)の所(ところ)へ葬(ほうむ)り難(がた)く又(また)改葬(かいさう)することも決(けつ)して成(な)ら