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コレクション: コレクション2

虎列剌予防の諭解 1巻 - 翻刻

虎列剌予防の諭解 1巻 - ページ 35

ページ: 35

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【右】  ざる規則(きまり)なれど焼(や)きたる後(のち)の遺骨(ゆゐこつ)なれは先祖(せんぞ)  の墓地(はかち)に持来(もちきた)り夫婦同穴(ふふおなじあな)に葬(はう)むることも都(すべ)て望(のぞみ)  の儘(まゝ)なるべし  此(この)虎列刺病(これらびやう)は劇(はげ)しき症(しやう)に至(いた)りては如何(いか)なる名(めい)  醫(い)にても容易(ようい)に治(ぢ)し得(う)べきものち非(あら)ず大抵(たいてい)世(せ)  界(かい)の例證(ためし)を挙(あ)ぐれば百人(ひやくにん)虎列刺(これら)に罹(かゝ)るときは  五十人(ごぢふにん)は必(かなら)ず治(ぢ)せざる程(ほど)の悪病(あくびやう)なり其上(そのうへ)に此(この)  病(やまひ)は人(ひと)に傳染(でんせん)する一種(いつしゆ)の毒(どく)ありて人(ひと)より人に  傳(つた)ふるものなれば人々(ひと〴〵)十分(じふぶん)の力(ちから)を極(きは)めて病人(びやうにん)  と健康(たつしや)なる人(ひと)とを引分(ひきわ)け其(その)傳染(でんせん)を防(ふせ)ぐことに尽(じん) 【左】  力(りよく)せざるべからず今(いま)一人(いちにん)の病者(びやうしや)あらんに家内(かない)  残(のこ)らず其(その)枕頭(まくらもと)を取巻(とりま)き病人(びやうにん)に取付(とりつ)き其(その)吐瀉物(としやぶつ)  の消毒法(せいどくはふ)焼棄等(やきすてとう)の事(こと)を等閑(なほざり)にするときは忽(たちま)ち  一家(いつか)に感染(かんせん)して先祖(せんぞ)の血統(ちすぢ)をも絶(たや)すこと昨年(さくねん)  の例(ためし)に照(て)らして明(あきら)かなり 以上(いじやう)虎列刺病(これらびやう)につき豫防(よぼう)制伏(せいふく)の解説(ときあかし)を全国(ぜんこく)町村(ちやうそん) の人々(ひと〴〵)にてよく〳〵會得信用(ゑとくしんよう)し之(これ)を實地(じつち)に施(ほどこ)し など此(この)兇毒(きようどく)なる悪病(あくびやう)を必(かなら)ず剋制(おしふ)する目的(めあて)を達(たつ)し 昨年(さくねん)の惨(むご)らしき状況(ありさま)を再(ふたゝ)び今年(こんねん)に見(み)るほどの憂(うれひ) なきこと復(ま)た疑(うたがひ)もあらざるべしされば各人(ひと〴〵)の力(つと)む