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【左頁】
虎列剌予防(これらよぼう)の諭解(さとし)
第一章
虎列剌(これら)其他(そのた)伝染諸病(でんせんしよびやう)の予防(よばう)及(およ)び制伏(せいふく)の事(こと)
凡(すべ)て人(ひと)の世(よ)の中(なか)に在(あ)るには形(かたち)ある敵(てき)と形(かたち)なき敵(てき)
とありて斷(た)えず人(ひと)の生活(すぎはひ)を妨(さまた)げ身(み)の健康(けんかう)【「たつしや」左ルビ】を害(がい)し
甚(はなはだ)しきは貴(たふ)とき命(いのち)を奪(うば)ひ去(さ)りて之(これ)を絶(たや)さんとす
るに至(いた)る戦争(いくさ)洪水(おほみづ)飢饉(ききん)大風(おほかぜ)火災(くわじ)地震(ぢしん)等(とう)は多(おほ)くは
形(かたち)あるものにて人々(ひと〴〵)も普(あま)ねく知(し)りたるいと恐(おそ)る
べき大敵(たいてき)なりされど此形(このかたち)ある敵(てき)の外(ほか)更(さら)に形(かたち)なき