翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

漂流夢物語 - 翻刻

漂流夢物語 - ページ 14

ページ: 14

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【右丁 前頁の左丁と同様】 【左丁】 一徳兵衛印度之内マメラと申所江入津のよし語れ共是は実の  天竺に而は有へからす安南コウチの内歟又はシャムロ国の内  なるへし実の天竺釈迦仏出世の地はシャムロゟマラッカ  スモタラの海峡を廻り数千里の遠海より香港江僅七八日に而  帰帆せしといへ者弥安南地方成へし乍併古来ゟ此地を指し  て/印度(天竺)といふ事古書に多くあり既に播州高砂浦の赤穂屋  徳兵衛寛永の始よりシャムロ江通商せし処無程御停止と  相成候此徳兵衛を世に天竺徳兵衛と云天竺江渡ると自  分もいひし也日本国の人漂流又は渡海の天竺たるもの  は悉皆此シャムロ地方にして実の天竺にはあらす