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八
悪疫予防幷芟除法
第一 流行病。予防の方法は。毎朝早く。起き。壚
を以て口を/漱(そゝき)其漱たる。唾(つばき)と。壚と水と交り
たるを以て。眼縁より顔並に臍。足のうらとを。
摩擦(なでこすり)し。又手に水をつけ。面部を始め。項(くびすぢ)両 肩(かた)
より。総身を。摩擦すること。凡そ十五分時。而し
て。乾きたる。布を以て。之を拭ふべし。
是一身の。生気。血脈を。運動して。窒塞を開き。
新舊気の。交替を。促かす所以なり。
但し一晝夜に。眠ること二十四時間の。四
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分一。則ち六時間に。過くべからす。
第二 食事の時。生 葱(ねぎ)。生 薤(らつきよ)の類を。少々つゝ。菜
の取合せにして。《割書:味噌か、壚を付るか、又|やくみの、如くにしても》適宜に
之を食すべし。若しきらひの人も。悪疫の予
防薬と。知れは。甚(こらえ)て。食用すへし。《割書:口に容ること|の、ならぬ、人》
《割書:は膳の上に置|てもよろし》又小児には随身してよろし
《割書:きれに包み、ふところ|か、こしに、つけてよし》
但此二物は、至て。気強く。清潔(きよくいさきよし)にして。外気
を防くに。大丈夫なること。鬼神の如し。試て
知る可し。《割書:土をさり。何れの所に、かけ置も、|かれることの、なきにても、知る、べ》
九