翻刻
【巻四、十一ウ】
に入。すこし醤油(しやうゆ)をいれ。塩(しほ)は遣ふべからず。遣ひ
方は。いつれ前に同し
卵白 粥(かゆ)の仕方
一 是(これ)の仕方は。世の人しる所(ところ)なれども。爰■(こゝ)に出
す。上々 新米(しんまい)を凡(をよそ)五合ほどよく水がしにして。扨(さて)
此中へ入る水は。上々 昆布(こんぶ)。但(たゝ)し酢(す)に漬(つけ)ざる。山(やま)昆布
を。半日ほとか。一 夜(よさ)か。水に漬(つけ)をき。よく〳〵。水にて
もみ出して洗(あら)ひ扨 是(これ)に水二升入れ。せんしだし水
一升二合ほどに。なりし時(とき)に右のこんぶを取(とり)上
【巻四、十二ヲ】
さてこの水へ。右のかし米を入。古酒を小 盃(さかつき)に一
はい入て。焚(たく)がよし扨(さて)白 (かゆ)になりしときに。火を引
取。此中へ。たまごを。十五ほとわり。よく〳〵ときて
流(なが)しこむべし。とくと釜(かま)のふたをして。しばらく
してよそひ出す。但(たゞ)し此たまごも。うこ毛のたま
ごなれば。はなはだよし。大 精気(せいき)のくすりなり
牡丹(ほたん)玉子の仕方
一是は鍋(なべ)に。湯(ゆ)を煎(わか)しをき。新(あたら)しき。たまごを。半 紙(し)
二 枚(まい)かsねて。この中へわりこみ。是を乱(みたれ)ぬやうに