翻刻!江戸の医療と養生

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養気説 4巻 - 翻刻

養気説 4巻 - ページ 5

ページ: 5

翻刻

【左丁】 養気説         綜凡(オホムネ) 一此-書は。孟-子に謂(イフ)ところの《振り仮名:浩-然|カウゼン》の気(キ)を養(ヤシナ)ふの術(ジユツ)を説(トク)こと  を以て、その《振り仮名:主-意|シユイ》とすれども。《振り仮名:事-理|ジリ》《振り仮名:相-混|アヒコン》じ。《振り仮名:論-弁|  ベン》頗(スコブル)《振り仮名:多-岐|タギ|サマ〴〵 》に  亘(ワタル|ナル)がゆゑに。前-後 《振り仮名:終-篇|シウヘン|ノコラズ》を《振り仮名:反-復|ハンフク|クリカヘシ》《振り仮名:参-互|サンゴ|ヒキアハセ》して、《振り仮名:講-究|コウキウ|ヨミキハムル》するにあら  ざれば。其《振り仮名:意-旨|ムネ》を《振り仮名:領-解|ガテンシ》がたきことの多からんは。全く《振り仮名:文-辞| ジ|  コトバ》  に疎(ウト)き、一-時の《振り仮名:編-述|へンジユツ》に出て。思(オモヒ)いづるに任(マカセ)て記(シルシ)たるもの  にして。《振り仮名:一-条|  スジ》の《振り仮名:文-理| リ|コトバノスヂ》、《振り仮名:脈-絡|ミヤクラク|マウススヂノ》 《振り仮名:貫-通|クワンツウ|トホル》するまでにいたらざれば。 【句読点は朱。真円は「。」水滴形は「、」と翻刻】 【複数の左ルビが重なる場合はスペースを挿入】

現代語訳

養気説         総括 一、この書は、孟子が言うところの「浩然の気」を養う術について説くことを主旨としているが、事柄と理論が入り混じり、論弁が非常に多岐にわたっているため、前後・全篇を繰り返し参照し合わせて、よく読み究めるのでなければ、その意旨を理解することが困難なことが多いだろう。これは全く文辞に疎い、一時の編述によって出たもので、思いつくままに任せて記したものであって、一筋の文理・脈絡が貫通するまでには至らないからである。

英語訳

Treatise on Cultivating Qi         General Summary 1. This book takes as its main purpose the explanation of the technique for cultivating what Mencius called "vast-flowing qi (haoran no ki)." However, because matters and theories are intermixed, and the arguments extend across extremely diverse topics, unless one repeatedly cross-references the entire work from beginning to end and studies it thoroughly, it will likely be difficult to understand its meaning in many places. This is entirely because it emerged from a hasty compilation by one unskilled in literary composition, written as thoughts came to mind, and has not reached the point where a single thread of literary coherence and logical flow runs throughout.