翻刻
【右丁】
大めうがた
より
おびたゝ
しく
しんもつ
きたる
きてんでえす
さるは
こなたでござり
まする
めつそうに
もちかける
﹁きてんで
ゑす
さるへ
よろしう
おとり
なし
たのみ上
まする
﹁いさい
申
きかせ
ませう
アイ〳〵
【左丁】
ちまんのますきやう
さんなはものたまつた
ことのいへやきか
でんたてもかいた
まへ福蔵の
三ろ計めたいらちとわつさりと
いかいかけたがよいのさアこれから
ほつこくへいき山と出かけやうふそうも
しようちのともたち身こしらへしてやる
〽ある時くすりをのまぬきつねつきにきてんも
てをとり先病人をしばり上あふらねすみに
まちんのつけやきをみせひらかし三下り
しのたのもりてうかしかけたれはきつねは
やそのあなからうかれて〳〵
一くちくふところりさんせふみて
病人たちまち本せふぬ成けり
かゝるりやうしは古来
にもみへすこんな
名いつからにも
あろか
﹁たへず病
家は四五百
けんつゝあれ
ども
﹁おりふし
ひま
にして
あそ
びかけ
そのうへ
ちやのゆはいかい
まりやうきういろ〳〵
ぜいたくかるたのしみ
おもてむきはみな
ひわうやうのぶんにて
くすりばこをもたせ
ていづる