翻刻
【右丁】
【白紙】
【左丁】
むかしかまくらにおらんたの
福蔵といふ男あり
ちゝはおらんだの■■■ヲロトユ
テヱスといふ■■長さき
■■■■■
きん山にな■み身
こもりしがかまくらの
とがめをおそれひそかに
うみをとし福蔵と
名づけせいじんののち
おらんだ口のつうじを
していたりしがゆへ有
てながさきをたち
のきかまくらへくだる
みちすがら江州にしるへ
ありてとうりうしこゝにて
下人をかゝへ志か介て名付
めしつれてあづまのしるへ市川■兵衛と いふらう人
をたのみしやく屋すまひしてふけ のほう
かうをのぞみもとおらんだのたねなる ゆへ
しやうとく■あん■ふかけれともとうちの人のつき合
ぶこつにて人すきなき男ゆへありつきも
てきねばほかにひとしあん
ありそうなものと
あんじ
くら
しける
﹁きんじよにて二三人のとも
だちできてふじゆふなる
をもたのもしく
みつぎ
くれけり