翻刻
【右丁】
山桃(さんとう)《割書:集|解》 やまもゝ
毛桃《割書:集|解》
《振り仮名:■桃|ちとう》【注】《割書:同|上》
田村氏実小にして毛あり核大にして肉
少く味ひ美ならすといへり花 単弁(たんへん)淡紅
にして実小く堅(かた)く毛あり
【左丁】
五月早桃(こけつさうとう)《割書:集|解》 さもゝ なつもゝ
はんげ
しらす
花は単弁(ひとへ)淡
紅実五月熟
して紅色肉
また紅くして血(ち)
の如く味ひ美
ならす
【注 ■は「ネ+虎」・「禠」ヵ「褫」ヵ。国立公文書館デジタルアーカイブでは「虎」の上の「ト」が「丅」(『本草図譜巻之61・62』コマ31 https://www.digital.archives.go.jp/img/4676196)。国立国会図書館デジタルコレクションでは「ネ+虎」(岩崎常正 著『本草図譜』 59,本草図譜刊行会,大正5-10. コマ5 https://dl.ndl.go.jp/pid/926424)。『日本大百科全書』(小学館)の「モモ」の「文化史」の項に「榹桃(しとう)」の記述有。「椃桃」ヵ。】
【十二行二字目「月」のルビ「けつ」は「かつ」にも見える。国立国会図書館デジタルコレクション(注と同)では「くわつ」。】