翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 104

ページ: 104

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【右頁】 《振り仮名:三味| み》等分(とうぶん)せんじ飲(のみ)てよし○又方 生蘿菔(なまだいこん)を擦(すり) 喫(くら)ふべし○又方 梅肉(むめぼし)を含(ふくみ)てよし○又方 硫(い) 黄(わう)《割書:発燭(つけぎ)に用ゆる|ものなり》を嗅(かぐ)べし ○人(ひと)轎(かご)に乗(のり)漸々(せん〳〵)に風(かせ)雲(くもの)中(うち)に坐(ざ)するがことく頭痛(づつう) 甚(はなはだ)しく悪心(むねはる)くなり最甚(もつともはなはたしき)は暈倒(めまひたをるゝ)に至(いた)る 〖療法(りやうほふ)〗速(すみやか)に熱湯(あつきゆ)の中(うち)に生姜(せうが)の絞汁(しぼりしる)を入 拌(かきまぜ)飲(のま)しめ てよし又 半夏(はんけ)《振り仮名:一味| み》煎(せん)じ服(ふく)す○又方 辰砂(しんしや)《割書:薬店に|あり》 少(すこし)許(ばかり)舌上(したのうへ)に置(おき)白湯(さゆ)にて送下(のみくだす)《割書:凡此證 冷水(ひやみつ)を|飲べからす》 【左頁】 ○人 終日(しうじつ)嶮岨(けんそ)なる山中(やまなか)を経歴(けいれき)するとき忽(たちまち)恍惚(うつとり) として眩暈(めまひ)し顔色(かんしよく)青惨(あをざめ)人心地(ひとこゝち)なく遂(つい)に倒(たを) れて人事(じんじ)を知(しら)ず無性(むせう)となる俗人(ぞくじん)《振り仮名:山の神|やま  かみ》の譴(とがめ) など言もの是(これ)なり 〖療法(りやうほふ)〗速(すみやか)に酒(さけ)を燖(かん)して酔(えふ)ほど喫(のみ)て平地(へいち)に卧(ふ)す事 《振り仮名:一時|  とき》許(ばかり)にして精神(こゝろもち)旧(もと)に復(ふく)す○又方 酢(す)を飲(のみ)て 安卧(をちつけふさ)しめてよし ○人の斬(きら)れたるか又は怪我(けが)して血(ち)など大に出(いで) 【〖 〗は隅付き四角囲み線】