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【右頁】
《振り仮名:三味| み》等分(とうぶん)せんじ飲(のみ)てよし○又方 生蘿菔(なまだいこん)を擦(すり)
喫(くら)ふべし○又方 梅肉(むめぼし)を含(ふくみ)てよし○又方 硫(い)
黄(わう)《割書:発燭(つけぎ)に用ゆる|ものなり》を嗅(かぐ)べし
○人(ひと)轎(かご)に乗(のり)漸々(せん〳〵)に風(かせ)雲(くもの)中(うち)に坐(ざ)するがことく頭痛(づつう)
甚(はなはだ)しく悪心(むねはる)くなり最甚(もつともはなはたしき)は暈倒(めまひたをるゝ)に至(いた)る
〖療法(りやうほふ)〗速(すみやか)に熱湯(あつきゆ)の中(うち)に生姜(せうが)の絞汁(しぼりしる)を入 拌(かきまぜ)飲(のま)しめ
てよし又 半夏(はんけ)《振り仮名:一味| み》煎(せん)じ服(ふく)す○又方 辰砂(しんしや)《割書:薬店に|あり》
少(すこし)許(ばかり)舌上(したのうへ)に置(おき)白湯(さゆ)にて送下(のみくだす)《割書:凡此證 冷水(ひやみつ)を|飲べからす》
【左頁】
○人 終日(しうじつ)嶮岨(けんそ)なる山中(やまなか)を経歴(けいれき)するとき忽(たちまち)恍惚(うつとり)
として眩暈(めまひ)し顔色(かんしよく)青惨(あをざめ)人心地(ひとこゝち)なく遂(つい)に倒(たを)
れて人事(じんじ)を知(しら)ず無性(むせう)となる俗人(ぞくじん)《振り仮名:山の神|やま かみ》の譴(とがめ)
など言もの是(これ)なり
〖療法(りやうほふ)〗速(すみやか)に酒(さけ)を燖(かん)して酔(えふ)ほど喫(のみ)て平地(へいち)に卧(ふ)す事
《振り仮名:一時| とき》許(ばかり)にして精神(こゝろもち)旧(もと)に復(ふく)す○又方 酢(す)を飲(のみ)て
安卧(をちつけふさ)しめてよし
○人の斬(きら)れたるか又は怪我(けが)して血(ち)など大に出(いで)
【〖 〗は隅付き四角囲み線】