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衂血(じくけつ)《割書:はなぢなり|》
〖病状(びやうぜう)〗人 卒(にはか)に鼻(はなの)孔(あなの)中(うち)より血(ち)出て数升(すせう)に至(いた)る者(もの)あ
り或は湧が如く出るあり或は点滴(ほた〳〵と)出るあり或
は鮮血(いろよきち)或は敗絮(ふるわたの)如(こと)くかたまりたるあり
〖療法(りやうほふ)〗石榴花(せきりうくは)【左ルビ:ざくろのはな】《割書:図説後|にあり》の弁(はなびら)を鼻(はな)の孔(あな)に塞(ふさぐ)べし
○又方 蘿菔(だいこん)の絞汁(しぼりしる)を鼻(はなの)孔(あな)の中(うち)に滴(したゝり)入(いれ)てよし
○又方 藕(はすのね)を搗(つき)砕(くだき)汁(しる)を絞(しぼ)り取(とり)て鼻(はなの)孔(あなの)中(うち)へ滴(したゞり)入
べし○又方 墻頭(どべいの)苔蘚(こけ)を採(とり)鼻(はなの)孔(あなの)中(うち)に塞(ふさぎ)て良(よし)
【〖 〗は隅付き四角囲み線】