翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 40

ページ: 40

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【右頁】 たる後(のち)元気(げんき)ともしく手足(てあし)冷(ひへ)あがりひや汗(あせ)出 て陰(ゐん)【左ルビ:きん】嚢(のう)しゞみ上り手足(てあし)搐(びく〳〵)し面(おもて)くろく息(いき)づかひ せはしく或は手足(てあし)の筋(すじ)引(ひき)つまり漸(ぜん)々に無性(むせう)に 成ㇽ者(もの)あり皆(みな)陽脱(やうだつ)の候(こう)とす ○或は常々(つね〳〵)喘息(ぜんそく)もちとて短気(いきゞれ)つよく左の乳(ち)の 下(した)の動気(とうき)つよき人 遽(にはか)に脱陽(だつやう)することおほし又 暴(にはかに)瀉(はらくだりし)後(のち)或は厠(かはや)の内或は厠(かはや)より出て卒(にはか)に倒(たをる)るゝ あり是(これ)等(ら)皆 脱陽(だつやう)なれば療法(りやうほふ)皆(みな)同じ 【左頁】 〖療法(りやうほふ)〗早速(さつそく)に神闕(しんけつ)気海(きかい)開元(くはんげん)に灸(きう)すること二三百 壮(そう) すべし大剤(だいさい)にして独参湯(どくしんとう)を用ゆべし《割書:人参(にんじん)弐匁|水 中茶椀(ちうちやわん)》 《割書:に弐 杯(はい)入一杯|半に煎(せん)じ用ゆ》又 膻中(だんちう)の穴(けつ)に灸(きう)すべし扨 隠白(ゐんはく)百(ひやく) 会(ゑ)人中(にんちう)絶骨(ぜつこつ)章門(せうもん)風市(ふうし)等(とう)の諸穴(しよけつ)《割書:六穴共図説|中風に出ㇲ》に灸(きう) すべし痰(たん)強(つよ)きは参姜湯(しんきやうとう)《割書:人参(にんしん)壱匁 生姜(せうきやう)壱匁 也(なり)|煎(せん)じ様(やう)は独参湯(どくじんとう)ニ同(おな)じ》四支(てあし) 厥冷(ひへつよき)には参附湯(じんふとう)《割書:人参(にんしん)一銭|附子(ぶし)一銭》煎(せんじ)服(ふくす)汗(あせ)多(おほく)出(いで)ば人参(にんしん)黄(わう) 芪(ぎ)《割書:各壱|匁》煎服(せんふく)す或は芪附湯《割書:附子黄芪|各一匁》【注】煎し服す○ 又方 桂枝(けいし)《割書:薬店にあり|買求べし》壱両 剉(きざ)み 好(よき)酒(さけ)にてせんじ 【〖 〗は隅付き四角囲み線】 【注 「茋」は誤記】