翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 39

ページ: 39

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【右頁】 〖脱證(だつせう)病状(びやうぜう)〗凡(おゝよそ)人(ひと)卒(にはか)に倒(たを)れ奄忽(せうきなく)人をしらず痰(たん)潮(わくがことく)喘(ぜん) 息(そくし)眼(め)口(くち)ゆがみ半身(はんしん)かなはず其 上(うへ)前(まへ)の閉證(へいせう)に比(くらぶ) れば口(くち)開(ひらき)眼(め)合(とぢ)手(て)撒(ひらく)等(とう)の証(せう)あるを中風(ちうふう)の脱證(だつせう)と する也(なり) 〖療法(りやうほう)〗後(のち)の脱陽(だつやう)の條(ぜう)に出す 【左頁】   脱陽(だつやう)《割書:大ニ吐(はき)大ニ瀉(くだし)たる後(のち)の陽脱を附ㇲ|》 〖病状(びやうぜう)〗卒(にはか)に倒(たを)れ無性(むせう)になり口(くち)を開(ひらき)手(て)をひろげ大(だい) 便(べん)又は小便(せうへん)をもらし或(あるひ)は汗(あせ)出て流(ながる)るがごとく 或(あるひ)は汗(あせ)いでず惣身(そうみ)手足(てあし)ともに温(あたゝか)に目(め)を合(ふさぎ)鼻息(はないき) 麁(あらく)鼾(いびき)の如(ごと)く或(あるひ)は痰(たん)咽(のんど)にぜり〳〵といへる音(こゑ)あ り或は痰(たん)の音(こゑ)なく或は面(おもて)赤(あかく)又はうす黒(くろ)く又は 顔色(がんしよく)粧(よそほふ)がごとき是(これ)脱陽(だつやう)也(なり) ○凡(おゝよそ)霍乱(くはくらん)等(とう)にて吐瀉(としや)やまず又は夥(おびたゝ)しく吐瀉(としや)し 【〖  〗は隅付き四角囲み線】