翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

広恵済急方 3巻 - 翻刻

広恵済急方 3巻 - ページ 85

ページ: 85

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【右頁】 又其 初(はじめ)憎寒(さむけ)壮(つよく)熱(ねつ)いで全(まつた)く傷寒(せうかん)のごとくなる有(あり) 見(み)誤(あやま)るべからず  衝心(せうしん)の節(せつ)に至(いた)りて病発(びやうはつ)に右の如く脚(あし)に疾(やまひ)あ  る事を知(しら)ざれば理療(ぢりやう)に違(たが)ひあり病人(ひやうにん)も心(こゝろ)付(つか)  ず別(べつ)の事と思(おも)ひ告(つげ)語(いた)らず事を誤(あやま)ることあり  よく〳〵心を用(もちひ)て問(とう)べし 〖療法(りやうほふ)〗檳榔子(びんろうじ)《割書:薬店に|あり》末(こ)にして二匁 童子(こども)の小便(せうべん)に て用ゆべし生姜(せうかの)汁(しぼりしる)を加(くはふ)るも亦よし○又方 呉茱(ごしゆ) 【左頁】 萸(ゆ)一匁 木瓜(もくくは)一匁《割書:唐木瓜(とうもくくは)を用ゆへし味(あしはむ)酔(す)き|ものよし二味共薬店にあり》水にて煎(せん) じ服(ふく)すべし犀角(さいかく)《割書:薬店に|あり》屑(すりくず)《割書:鎊(やすり)又は鮫(さめ)の皮(かわ)に|おろすべし》五六 分右 煎薬(せんやく)の内(うち)へ入 撹(かきまぜ)飲(のむ)最(もつとも)よし○又方 半夏(はんげ)《割書:薬|店》 《割書:にあ|り》二匁 水(みづに)煎(せん)じ生姜(せうかの)汁(しぼりしる)多く入(いれ)服(ふく)すべし○又方 黒豆(くろまめ)一合水三合を一合五勺に煎(せん)じて飲べし甘(かん) 草(ざう)を加(くは)へ煎て服(ふく)す最よし○又方 鉄粉(てつふん)【左ルビ:てつのこ】《割書:刀(かたな)鍛冶(かじ)|の削(けつり)く》 《割書:づ針(はり)の鎊(すり)くづ何も用ゆへし|銹(さひ)なきものをよしとす》六七 匁(もんめ)水(みつ)茶碗(ちやわん)に 二 杯(はい)入一 杯(はい)に煎(せん)し飲(のむ)べし○又方 鹿角(しかのつの)《割書:地方(ちはう)に|よりて》 【上部欄外付箋】 ■矣。 【〖 〗は隅付き四角囲み線】