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【右頁】
《割書:かのしゝといふ|又しゝといふ》末(こ)となし多く白湯(さゆ)にて服(ふく)すべ
し象牙(ぞうげ)もよし又 牛角(うしのつの)鯨牙(くじらのは)皆 用(もちゐ)てよし《割書:何も鎊(やすり)|又は鮫(さめ)》
《割書:の皮(かは)にて屑(こ)|にすべし》○又方 枇杷葉(びはのは)又は蜜 柑(かん)の葉(は)水(みづ)にて
煎(せん)じ用ゆ又 牛旁(ごぼう)の根(ね)《割書:野菜(やさゐ)の|品(しな)なり》酒(さけ)に浸(ひた)し飲(のむ)又 忍冬(にんどう)
《割書:下に図説(つせつ)|あり》の葉(は)或は花(はな)末(こ)となし酒(さけ)にて飲(のむ)べし
凡(おほよそ)人 大抵(たいてい)気力(きりよく)等は常(つね)のごとくなれば心付(こゝろづか)ね
ども卒爾(ふと)起(たて)ば脚(あし)膝(ひざ)がくつきてよはく蹶(つまつき)倒(たをれ)
或は脚(ひざ)膝(あし)【ママ】足跟(かゝと)より小腹(したはら)抔(など)へかけて頑麻(しびれ)を覚(おぼ)
【左頁】
へば早(はや)く医師(ゐし)に理(ぢ)を請(こう)て預(あらかじ)め衝心(せうしん)の患(うれひ)を
防(ふせ)ぐべし何(いづ)れにも前(まへ)に云 脚疾(あしのやまひ)を覚(おぼ)へば急(きふ)
に風市(ふし)三里(さんり)の穴(けつ)に灸(きう)すべし或は先 風市(ふし)に灸(きう)
し次(つき)に伏兎(ふくと)次(つぎ)に犢鼻(とくび)次に三里(さんり)次に上廉(ぜうれん)次に
下廉(げれん)次に絶骨(ぜつこつ)の穴(けつ)に灸(きう)すべし三日の間(あいだ)に灸(きう)
すること都合(つごう)百 壮(そう)づゝすべし皆 能(よく)毒気(どくき)を
瀉(しや)す《割書:以上八 処(しよ)の灸(きう)穴(けつ)図|説(せつ)下に附(つ)け出 ̄ス》