みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

後見笑 - 翻刻

後見笑 - ページ 62

ページ: 62

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延壽寺ニ御法事有之候尤一昨朔日晩 津浪ニ付海辺多之死人有之ニ付而之 御法事御志也且存命之者共家諸道具 等も打流され是を留る処も無之もの共 御府中へ罷出候処右御法事と聞御堂ニ 罷込候もの共ニ多菜の御斎之御馳走有 之候処初日は人数弐百人程其次日は四百人 程も有之三日目ゟは千人後は千弐三百人 も有之候由之処其多人数も不相替被 為御念昼夜共ニ御斎非事被仰付候由併餘り 之人数故第一火用心之御心懸故火用 心御押へ之段御役所へ御願被成候ニ付 数多之御役人被差出火用心見扑有之ニ 而右七昼夜相済候へは幸下川原ニ芝居 懸ケ弐ケ所いまた解不申有之候間右之人  数皆々彼芝居かけ之様に御入置其後は 毎朝〳〵公儀ゟ之御施行被為故朝晩ニ は町方勝手宜町人ゟ施行有之との事 其後は海辺夫々御考へ之上当秋作出来 迄は御上ゟ飢米被為仰付との噂扨々珍事也