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コレクション: 地誌・郷土資料

続/江戸砂子温故名蹟誌 - 翻刻

続/江戸砂子温故名蹟誌 - ページ 160

ページ: 160

翻刻

【OCRのまま】 春来却 ̄テ作_二宴遊 ̄ノ地 ̄ト図-国 ̄ノ壮-観千-樹桜と作られたる御室の すかたを見せたりさくら木の一もとことに邪主の札を貼す その中におほ〳〵北方の佳人あり女筆うるはしく記せり大悲 の光りもそへて此春はしめてしら雲を見せ初花の雪をふらず 千載ふめはおしふまねはゆかんかたもなし心つくしの疑かな養療右衛門 と茶店の障子にたれ人か書侍りぬ 羅新梅樹色も色植人も桂人はなさかり富川末子 ○花飛鳥山王子と平塚の社との間 飛鳥山 王子と平塚の社との間 なだれたるすこしの山也近年桜樹あまた植させられ聖の をしほあらし ころは小塩鼠山のすがたあり幣は岩椒海道にして牛馬の かよひ路あり頂はしばらくの平地にて黄生ゆふ〳〵しく 見おろせは豊嶋足立はつるかに哀めり荒川の流れ白布を ふらひけいならめ おびて真帆片帆は松のすき間に見がくれず景朝ならず 中島五百武 林洞煖酒らる花の雪て胡せよ山さくら ○躑躅 ○躑躅染井伊藤伊兵衛家産元祖ゟ永代江府一番の植木屋 唐のやまとの木草を貯ふ千草万花おほきが中につゝし常嶋 幾億株の限りなく地に錦を布に座は無花に五色の雲を見えたり 霧嶋は薩摩国霧嶋山の産木なれは此名あり正保年中薩州 より大坂へ一本来る取木にわけて大坂より五本京都に登る号也 富士麟角面向無三唐松と呼富士山龍角の二種は禁延に 枯させられたり残る三種は明暦二申年武江深井に下すけるか 一槙木指桟として数品にわかりて諸州に植る三種の元木今に存す かしまつ 一高壱丈はゞり一丈 面向 無三 右三轉一丈三尺はゞり夫唐松高丈ころはどう天一ア 高一丈三尺はゞり丈二尺 轡虫高丈二尺はゞり一丈二尺 唐 根まはり二尺九寸 一根まはり二尺三寸 木摺まはり三尺五寸 いつれも紅花也今は古木となりて春毎に花開て猶有ふかし かいて ○百種の棚あり前青仙三十六種後哥仙三十六種新種二十八種 新種の内唐楓は御用につきて唐船長崎へ持わたりしを享保十二 のとし拝領せし種なり前書二里いかひしことのはにも 前書二星ちかひしことのことの 小日向住 短百種植にあらは又あにあらは又若柿 題百種子 凍亀