翻刻
見様の事太刀はしのきのやすりすしかひにて
ひらのやすりよこ也但はゝきもと二三寸計
よこやすりにすりてなかこ先へ大すしかい
にすりくたしたるもありいつれもくろし
からす千手院と銘をうちたるに祖父親
孫の見わけ院の字にならひ有之
同銘おゝしといへとも行信を上類とし
やうくはんすへし銘のうち様の事は
きうらめくきあなの下に行信と打たゝ
しめくきあなの上下いつれもくろしから
すはきおもてめくきあなの下に千手院
とうつ刀のなかこみねかくにしてにく
あり中心のかとめんをふかくとるにより
丸みねのことくに見えたりなかこさき
けんかしらのきうなるを少丸めたるこ
とくにする也但丸きもありも同銘お