翻刻
籬の花
菊有香田佳人無忘
菊有香□□□人無忘こゝに花あり美人あり正月三月四五
月七月おりにつけつゝひとゝせなからおかし二日八?条屋?か
門松も浅黄くれなゐこき紫に目うつりしたるひとも
のとかに年のを坂を越へて来たるとはよも見えし
うら〳〵と照りたる桃に柳なといとおかしきはさらなり道の
中なかに植たてゝ誰とかむへきともなきさまお?のか
さま〳〵若き男の化粧なとして振袖着て太鼓笛
胡弓三味線鼠の姥入なとゝて或れ歩行もいつれにか此
境界あらんまゝ聞そめぬほとゝきすもひとはり先に
耳目を喜はしめ雨のつれ〳〵には綾羅錦繍のむか