翻刻
大地震末代噺種
《ルビ:難波|なんば》
《ルビ:鉄|てつ》
《ルビ:元|げん》
《ルビ:寺|じ》の《ルビ:釣|つり》がね
をちる其余
本堂塀門損じ多し
○難波村人家二十軒ばり
崩れるいたみ家多し
○尼ヶ崎市中家八十軒
ばかり崩れ怪我人少々
あり近国にて第一ばんの
大ゆり也
○同たつみの渡し南詰の
宿屋茶みせ残らず崩る
○今津村人家十軒余り
崩るいたみ家多し
【下段】
○中之嶋高松御屋敷内の
《ルビ:金毘羅|こんひら》《ルビ:絵馬堂|ゑまだう》《ルビ:倒|たふ》れその
余門塀等こと〴〵く損じ
金毘羅《ルビ:長屋|ながや》大そんじ
にて《ルビ:住居|すまい》成がたし
○《ルビ:灘|なだ》人家五十軒計崩る
此近辺《ルビ:兵庫|ひやうご》□□の人家
七八十軒崩る
○兵庫凡五六十軒くづれ
《ルビ:怪我|けが》人少々あり
○西ノ宮人家三十四五軒
崩れすべて此近辺《ルビ:御影|みかげ》
まで凡三十軒ばかり崩
損じ家数知らず
○《ルビ:伊丹|いたみ》大てい右におなじ