翻刻
大地震末代噺種
○摂州三田凡七十軒あまり
くずれ近在九ヶ村七八十
けん計り崩れ《ルビ:怪我|けが》人多し
○河内東西にて凡人家
百五六十けん計倒れ其
外寺社大そんじ
○堺人家五六十軒くづれ
堂宮大損じ数知らず
○泉州佐野人家凡二百
軒余くづれ大損じ
○京都は大坂よりはゆり少し
○紀州勢州は大坂より余
程ゆり烈しく人家の崩レ
《ルビ:夥|おびたゝ》しく大てい《ルビ:野宿|のじゆく》ニ成
申候よし手紙ニ而申来る
【下段】
○丹波亀山人家凡百軒
あまり崩る
○同《ルビ:園部|そのべ》人家二百けん余
崩れ死人二百余人けが
人数しらず
○郡山人家二十余くづれ
死人凡十二三人怪我人
数しらず
○南都春日社大崩れ鳥
居金どうろふ崩れをち
町家過半崩レけが人少々
○阿波《ルビ:児嶋|こじま》大ゆり人家七
分通り倒れ出火となり
一昼夜火おさまらず
○《ルビ:讃州|さんしう》高松右同断大火