東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

拳独稽古 - 翻刻

拳独稽古 - ページ 17

ページ: 17

翻刻

 気(き)をおとしつけ一心(いつしん)を拳によせて  他(た)のことをおもはす随分(すいふん)慥(たしか)にして打(うつ)  へし只(たゝ)向(むかふ)ふをとりひしぐやうの心持(こゝろもち)第(たい)  一なりすこしにても臆(をく)する気味(きみ)あれは  其気(そのき)につれて負(まけ)るものなり丈夫(じやうぶ)に  きをもちて打ときは其気に乗(しやう)して  かちあるへし 一拳をならふるは声(こへ)の調子(てうし)をよくさた  め自身(じしん)の意(こゝろ)にも応(わう)じよき調子は  爰(こゝ)といふところを常(つね)〳〵考(かんかへ)覚(おほ)へて  うつへし 一 初手合(しよてあい)と拳うつときはまづ大手(おほて)を出(だ)し  てうかゝひ後(のち)に小手(こて)大手(おほて)小手なぞ色  いろ交(まじ)へうつへし