翻刻
○大坂(おゝさか)にてはをりはねといふて初(しよ)けん
一本(いつほん)此方(このはう)にてとりまた先にて一本とり
二本めまた此方にてとりたるとき先(さき)
にて二本めをとれは此方にて二本めの
とりたるゆひはねるなり互(たかひ)にかく
して二本め三本めとつゝけてとり
たるかたかちとするなり
一 片(かた)拳の事
此拳は相手(あいて)にはしめ出(だ)すかと聞(きゝ)相手(あいて)
初(はし)め出すときは此方(このはう)たゝ声計(こゑばかり)よひて
さきのゆひにこゑのあへはとるあは
ざるときはかちまけなしまたその
次(つぎ)は此方(このはう)よりゆひ出す先にてこゑは
かりよひて手 出(だ)さすこゑのゆひにあへ
はとるなりかく幾度(いくど)も一ッかはりに