翻刻
【右丁】
塔柿(とうし) くしかき
しぶかきの形長
きも又 円(まる)きも皮(かは)
を去(さり)串に貫(つらぬ)き乾(かはか)
したる物(もの)也
烘柿(こうし) じゆくし
稲草(わら)を器中に布(し)き
しふかきを入(い)れ置(を)く
時は自(おのつ)から熟(しゆく)して渋味
去る味(あしは)ひ甘(あま)し
【左丁】
白柿(はくし)
ころかき
しふがきの皮(かは)を
去(さ)り乾柿(かんし)となし
これを器中に蔵(おさ)む
れは自(おのつか)ら白粉(はくふん)を生
す
烏柿(うし)#1
ふすべかき
しぶかきの皮(かは)を去(さ)り縄(なは)にて
つなき火上に掛(かけ)乾柿(かんし)となす