翻刻
頭書(かしらがき)増補(ぞうほ)訓蒙(きんもう)図彙(づゐ)巻之十七
菜蔬(さいそ)
此 部(ぶ)にはもろ〳〵の野菜(やさい)
苑蔬(ゑんそ)のたぐひをしるす
【上段】
○蕪菁(あをな)は食(しよく)を消(せう)し気(き)を
くだし嗽(せき)をやむつねにくらへば
中(うち)を通(つう)じ人をこへすこやか
ならしむ
○萊菔(だいこん)は気(き)をくだし食(しよく)を消(せう)
し痰咳(たんがい)を治(ぢ)し中をあたゝ
め大小 便(べん)を利(り)す
○芹(せり)は頭中(づちう)の風熱(ふうねつ)をさり
酒後(しゆご)の熱(ねつ)をさまし大小
腸(ちやう)を利(り)し血(ち)をとめ気を益(ます)
○葱(ひともじ)は汗(あせ)を発(はつ)し風を去(さり)
【挿絵】
蕪菁(ふせい)な
萊菔(らいふく)たいこん
蘿蔔 同
芹(きん)せり 水斬(すいさん)同
【手書き】
拾冊之内
【印】
駿州
山中屋
大宮