翻刻
【上段】
○楊(やう)は黄(くわう)白(はく)青(せい)
赤(しやく)の四 種(しゆ)あり白(はく)
楊(やう)は葉(は)まるく青(せい)
楊は葉(は)ながし赤(しやく)
楊(やう)は霜(しも)くだりて
葉(ば)赤(あか)くそむ水(すい)
楊(やう)は川(かわ)やなぎなり
水辺(すいへん)に生(しやう)ず
○寄生(やどりき)は諸木(しよぼく)に
あり枝(えだ)の間(あいだ)木(き)のま
たに生(はゆ)る木をいふ
木によりて名(な)かはれ
り又 寓木(ぐうほく)ともいふ
○柳(あをやき)は垂條(すいでう)の小
楊(やう)なり花白し柳(りう)
絮(ぢよ)は柳(やなぎ)のまゆなり
○槐(えんじゆ)は葉(は)ほそく花
は黄(き)にして色(いろ)をそ
むるに用ゆ又 宮槐(きうくわい)
さやを槐角(くわいかく)といふ
○椋棶(むくのきらい)同一名 郎(らう)
来(らい)といふ葉(は)はほし
て物をみがきてつや
をいだす
○栴檀(せんだん)は葉(は)槐(えんじゆ)のご
とく皮(かわ)青(あを)し黄檀(わうたん)
【挿絵】
白楊(はくやう) はこやなき
水楊(すいやう) かわやなぎ
柳(りう) したりやなぎ
あをやぎ