翻刻
【右丁】
【上段】
からしむ
○苔菜(あをのり)は乾苔(かんたい)
ともいふむしをこ
ろし痔(ぢ)くわくらんゑ
づきを治(ぢ)す
○木耳(きくらげ)は気(き)をま
し身(み)をかるくし
こゝろざしをつよく
し痔(ぢ)を治(ぢ)す
○萆薢(ひかい)はところ
なり黄薢(おうかい)とも
いふ又 野老(やらう)といふ
味(あぢ)にがしよく疝(せん)
気(き)のむしをころ
すなり
【挿絵】
燕窩(えんす)
紫菜(しさい) あまのり
苔菜(たいさい) あをのり
萆薢(ひかい) ところ
木耳(もくに) きくらげ
石耳(せきじ) いわたけ
【左丁】
頭書(かしらがき)増補(ぞうほ)訓蒙(きんもう)図彙(づゐ)巻之十八
果蓏(かくは)
此 部(ぶ)にはくだものゝ
たぐひをしるす
【上段】
○杏(あんず)はほしさらしてくらへ
は渇(かつ)をとめ冷熱(れいねつ)の毒(どく)をさる
仁(にん)はせきをとむ
○梅(むめ)は生(なま)は多(おゝく)くらへば歯(は)を損(そん)
ず仁(にん)は目(め)をあきらかにし白
梅(ばい)は痰(たん)をのぞく
○桃(もゝ)は生(なま)は顔色(がんしよく)をまし仁(にん)は瘀(を)
血(けつ)をさんじ大 便(べん)をつうず
○李(すもゝ)は労熱(らうねつ)をさり肝病(かんびやう)に
食(しよく)すべし麦(むぎ)じゆくして
実(み)なるを麦李(ばくり)といふ
【挿絵】
杏(きやう)
からもゝ あんず
梅(はい) むめ
桃(たう) もゝ
李(り) すもゝ