アイヌ関連資料

コレクション: 蝦夷語箋

蝦夷語箋(国立国語研究所) - 翻刻

蝦夷語箋(国立国語研究所) - ページ 16

ページ: 16

翻刻

東西蝦夷人男女之図  東部(チユフカ)の夷人アツシを  着す西部(カラフト)はユタルベ  といふものを着(き)る也  また獣皮(けものゝかは)を衣(ころも)となし  ヱトピルカといふ鳥(とり)の皮(かは)  にて製(せい)したるものまたアザラシの皮(かは)にて  造(つく)りたる衣(ころも)を着(ちやく)す腰(こし)に革嚢(かはふくろ)を佩(を)ぶ  蝶鮫(てうざめ)の皮にて製(せい)したるものなり

現代語訳

## 東西蝦夷人男女之図(東西の蝦夷人の男女の図) 東部(チュフカ)の蝦夷人はアットゥシを着る。西部(カラフト)ではユタルベというものを着る。 また、獣の皮を衣服とし、エトピルカという鳥の皮で作ったものや、アザラシの皮で作った衣服を着る。腰には革袋を帯びる。これは蝶鮫(ノコギリエイの一種)の皮で作ったものである。

英語訳

## Illustration of Ezo People, Men and Women, East and West The Ezo people of the eastern region (Chūfuka) wear attush. Those of the western region (Karafuto) wear a garment called yutarube. They also use animal hides as clothing, wearing garments made from the skin of a bird called etopiruka, as well as garments made from seal skin. At their waist, they wear a leather pouch, which is made from the skin of the chōzame (a type of shark or ray).