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虎列剌病予防養生法訳解 - 翻刻

虎列剌病予防養生法訳解 - ページ 9

ページ: 9

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【右頁】 し氣を鎮靖(おちつけ)て石炭酸水(どくけし)を浸(ひた)せし手拭(てぬぐひ)か紙を以て口鼻(くちはな)を掩(おほ)に窓戸(まど)などの空氣(くうき)の 通(かよ)ひよき場所(ところ)に居るべし決(けつ)して病人の枕元(まくらもと)と室内(へや)にある火鉢(ひばち)の傍(そば)に坐(すわ)るべ からず    虎列刺病用藥製法用法(ころりぐすりつくりかたもいゐかた)     服藥(のみぐすり)の部 〇芳香散(ほうかうさん) 益智(やくち) 《割書:八匁|》 佳枝(けいし) 《割書:八匁|》 乾姜(かんきよふ) 《割書:八匁|》 丁香(ちよふじ) 《割書:四匁|》   右を混細(まぜこ)となし一次(いちど)に目方壹分を白湯(さゆ)にて 服(のむ)一日三四次 〇虎列刺藥 芳香□砂精(ほうこうどうさせい) 阿片丁幾(あへんちんぎ) 薄荷水(はくかすい)    右/等分(おなじめかた)を混和(まぜ)て大人(おとな)は三十/滴(しづく)十年より十五年/迄(まで)は十五滴以下の小児は一   年に一滴當(ひとしづくあて)に小盃一盃(こさかづきひとつ)の水に和(いれ)用ゆ 〇桂露水(けいろすい) 刻桂枝(きざみけいし) 《割書:一斤八十目|》 清水(せいすい)《割書:一升|》右ランビキに入れ火に上(の)せ法の  如く蒸留(じようりう)して取る 【左頁】    右藥品(みぎのくすり)は漫(みだり)に多量(おゝ)く用(もち)ゆれば却(かへつ)て大害(たいがい)あり慎(つゝし)むべし此外用藥數品(このhおかもちひくすりあまた)あ    れども用方(もちひから)むつかしければ茲(こゝ)に記(しる)さず必(かなら)す醫(いしや)につひて服用(ふくよう)すべし     消毒洗浄藥(どくけしあらひくすり)    左(さ)に記載(かきの)する藥(くすり)は飲(のむ)べき物にあらず 第一/石炭酸水(せきたんさんすい) 結晶石炭酸一分を百/倍(ばい)の水(みづ)に溶(とか)せしもの 第二石炭酸水 緑蕃(ろくばん)九十六文目を水(みづ)貳升六合に混(こん)じ蘇生石炭酸(そせいせきたんさん)九文目六分を 加(くは)へたるもの     吐瀉物洗浄(はきくださしものあらひよふ)並に病毒に汚染(けがれ)たる器物所置(うつわものさむき)の法(しよう)   虎列刺病(これらやむ)者ある家(いゑ)に於(おゐ)て消毒(どくけし)の法を行(おこのふ)は廰官區戸長(やくにんくこちやう)並に醫師(いしや)の布教(をしゑ)を受(う)   くべしと雖(いへど)も今更(いまさら)に心得(こゝろへ)の為(ため)に吐瀉物掃除(どくぶつとりのけ)の法(しかた)を記(しる)す 抑々(そも〳〵)コレラ病(びやう)の傳染毒(うつるどく)は其/吐瀉物(はきくだしもの)に舎(やど)れる吐瀉物を或(あるひ)は海河(うみかは)に捨(す)て或(あるひ)は