アイヌ関連資料

コレクション: 蝦夷薮話

蝦夷薮話(北海道大学附属図書館) - 翻刻

蝦夷薮話(北海道大学附属図書館) - ページ 13

ページ: 13

翻刻

 火の事は あべ 水の事は たい  薪は つくね 不知と云事は いらみしかれ  食は あまも 糀は かみたち  松前ゟ渡し#1  諸白は 油さけ 衣類は 着物と申候  同本人【日本人?】をは 又は《割書:とくり|しやみ?也?【じやくせん?】》 女は めのこ  忝とは やいやいけり 去月は おしゆく月  老人又は重 ̄ンし候人は おつてな  其以下の者は おつかいほう、おつてなおつかいほうの上に  何やらんそへて申候へ共聞わけ不申候誰にてもおつてなをつ  かいほうとそれ〳〵によひ候へはおうと答申候常に穢れ  不浄を忌え不申候 女の経水無之子を産候時は山に行産いたし其儘犬の皮に包 あと先を縄にて結つとのやふにいたしひつさけ歩行候へ共然に 鳴きも不致赤子より背通りに黒き毛一通りはへ有之候 産致し候女は直に薪を取働いたし帰申候子共の着物は大方 犬の皮にて候島つきに松前之方へ送申候船中にても子を産候 女子有之候殊之外心易く平産いたし候て右の仕方にて産置候