翻刻
火の事は あべ 水の事は たい
薪は つくね 不知と云事は いらみしかれ
食は あまも 糀は かみたち
松前ゟ渡し#1
諸白は 油さけ 衣類は 着物と申候
同本人【日本人?】をは 又は《割書:とくり|しやみ?也?【じやくせん?】》 女は めのこ
忝とは やいやいけり 去月は おしゆく月
老人又は重 ̄ンし候人は おつてな
其以下の者は おつかいほう、おつてなおつかいほうの上に
何やらんそへて申候へ共聞わけ不申候誰にてもおつてなをつ
かいほうとそれ〳〵によひ候へはおうと答申候常に穢れ
不浄を忌え不申候
女の経水無之子を産候時は山に行産いたし其儘犬の皮に包
あと先を縄にて結つとのやふにいたしひつさけ歩行候へ共然に
鳴きも不致赤子より背通りに黒き毛一通りはへ有之候
産致し候女は直に薪を取働いたし帰申候子共の着物は大方
犬の皮にて候島つきに松前之方へ送申候船中にても子を産候
女子有之候殊之外心易く平産いたし候て右の仕方にて産置候