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コレクション: 養蚕の書

養蚕手引 - 翻刻

養蚕手引 - ページ 14

ページ: 14

翻刻

【右丁】  のせ残(のこ)らす合(あは)せ置 七時(一に八時)はなすへし  右七時はなし男ひるをは捨(すて)女ひるばかり  残し紙の両(りよう)はしを持(もち)ぶらさけごは〳〵と  ふりあふけは小便(しやうべん)するなり小便して後  種紙へうつし四方(しほう)へ定木(ちようき)を置蛾の外へ  出さる様にすへし   但種を産(うま)する時 扇(あふき)にて折々(おり〳〵)あふくへし 【左丁】   戸窓をひらき風(かせ)を入へし 一夜る四時(一に五時)まて種をとり其後蛾を捨へし  種とり仕舞(しまい)なはほこりを吹払(ふきはら)ひ戸 障子(しやうじ)  の際(きは)へ立かけ置へし     種の目利(めきゝ) 一上種は桔梗色(ききやういろ)にて中くぼに白粉(しらこ)をふき  つやよく行儀(きようき)正(たゝ)しく地(ち)のしまりよくさは

現代語訳

【右丁】  のせ残らず合わせ置き、七時(一に八時)に離すべきである。  右の七時に離し、雄蛾をば捨て、雌蛾ばかり  残し、紙の両端を持ちぶら下げてごわごわと  振り仰げば小便をするのである。小便をした後  種紙へ移し、四方へ定木を置き、蛾が外へ  出さないようにするべきである。   ただし種を産む時、扇にて時々あおぐべきである。 【左丁】   戸窓を開き風を入れるべきである。 一 夜四時(一に五時)まで種を取り、その後蛾を捨てるべきである。  種取り終いならばほこりを吹き払い、戸・障子  の際へ立てかけ置くべきである。     種の目利き 一 上種は桔梗色にて中くぼに白粉を吹き、  つやよく行儀正しく、地のしまりよく、さわ