みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

温泉考 - 翻刻

温泉考 - ページ 33

ページ: 33

翻刻

漠ゝ(ばく〳〵)として跡の摸捉(もそく)すへきなく依然(いぜん)と して復天地太虚(またてんちたいきよ)の間(あいた)に遊行(ゆうこう)してかの 炎ゝ赫ゝ(ゑん〳〵かく〳〵)の内|温ゝ蒸ゝ(おん〳〵せう〳〵)の間(あいた)に帰在(きざい)すこ の時にあたつては人はたゝその陽気(やうき)たるこ とをしつて火の体(たい)たることを知らす見 ついし火とは陽気(やうき)の凝(こ)るなり聚(あつま)るな り散(さん)すれは陽(やう)あつまれは火かくれて気 となりあらはれて質(かたち)となる気となり 質(かたち)となり陽といゝ火といふ体用一源顕微(たいやういちけんけんひ) 無間一標一本(むけんいつひよういつほん)もとより二あるにあらす五 運大論(うんたいろん)に太虚(たいきよ)の中火遊行于其間(うちひゆうこうすそのあいたに)とい へるもすなはちこれ此理(り)をさす故(ゆへ)に六合(りくごう) 乃間四極(あいたしきよく)の内陽気(うちやうき)のあらざる所なく 火気(くわき)のあらさる所なし后中金中樹中(いえのなかかねのなかきのなか) これを敲(たゝ)くこれを撃(うつ)に火いでざる所 なしこゝについてつまびらかにおもへ