みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

温泉考 - 翻刻

温泉考 - ページ 43

ページ: 43

翻刻

ひとしきをよしとす又すこし塩けのあ るもよしことの外塩つよくにがりを味 ふる似たるは又このまさることなり又その 色或は黒く或は赤く或は青く異色(いしよく) なるはよろしからず色はたゝ潔白(けつはく)水の ごときをよしとす或は又すこし黄色 を帯(おぶ)るもよし是も亦黄色にすぎても ろ〳〵とするほとなるはこのまさることなり 一 故に諸国の温泉ある所|一所(ひとところ)に湯壺(ゆつほ)のい くつもある所あり土地にひとつ所なり とてその湯に差別(しやべつ)なしとおもふべからず 湯壺(ゆつほ)と湯壺(ゆつほ)と相去ること纔(わづ)か二三間の あいたにてその湯の性(しやう)大に相違(そうい)する あり是そのわかす地中(ちちう)の火はおなし火 なれ共其湯となる水筋の相違或は 又|土中(どちう)にてすでに湯となりて後その