みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

温泉考 - 翻刻

温泉考 - ページ 45

ページ: 45

翻刻

〳〵に相違あるゆへにかくのことく色に相 違あり但州城崎(たんしうきのさき)の温泉も新湯(あらゆ)と瘡(かさ) 湯(ゆ)とそのあわひ纔(わづ)かの所なれ共新湯(あらゆ)は 瘡(かさ)を発(はつ)し瘡湯(かさゆ)は瘡(かさ)をいやす曼陀羅湯(まんだらゆ) 東槽(とうそう)は瘡(かさ)を発(はつ)し西槽(せいそう)は瘡(かさ)を愈(いや)すこれ も右の理(り)とおなしことにてその湯壺(ゆつぼ)〳〵 へ来る湯の筋〳〵ちかふゆへなりわかす 火に相違あるにあらす 一 扨温泉のあまり熱(あつ)きはよろしからす又 ぬるきはもとよりよろしからずたゝ温柔(おんじう) 和煦(くわく)なるをよしとす香川太冲(かかわたちう)の説(せつ)に 温泉は極熱(こくねつ)のものをよしとす極熱(ごくねつ)の 熱勢(ねつせい)人の元気(けんき)を助(たす)け元気(げんき)を滾動(こんとう)し て沈痾(しんあ)を起(おこ)し癈痼(はいこ)を発(はつ)すといへるは 笑ふへきの甚しきなり元気(けんき)を助(たす)け 元気(けんき)を滾動(こんとう)すといへる字(じ)を下(くだ)す事の