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〳〵に相違あるゆへにかくのことく色に相
違あり但州城崎(たんしうきのさき)の温泉も新湯(あらゆ)と瘡(かさ)
湯(ゆ)とそのあわひ纔(わづ)かの所なれ共新湯(あらゆ)は
瘡(かさ)を発(はつ)し瘡湯(かさゆ)は瘡(かさ)をいやす曼陀羅湯(まんだらゆ)
東槽(とうそう)は瘡(かさ)を発(はつ)し西槽(せいそう)は瘡(かさ)を愈(いや)すこれ
も右の理(り)とおなしことにてその湯壺(ゆつぼ)〳〵
へ来る湯の筋〳〵ちかふゆへなりわかす
火に相違あるにあらす
一 扨温泉のあまり熱(あつ)きはよろしからす又
ぬるきはもとよりよろしからずたゝ温柔(おんじう)
和煦(くわく)なるをよしとす香川太冲(かかわたちう)の説(せつ)に
温泉は極熱(こくねつ)のものをよしとす極熱(ごくねつ)の
熱勢(ねつせい)人の元気(けんき)を助(たす)け元気(げんき)を滾動(こんとう)し
て沈痾(しんあ)を起(おこ)し癈痼(はいこ)を発(はつ)すといへるは
笑ふへきの甚しきなり元気(けんき)を助(たす)け
元気(けんき)を滾動(こんとう)すといへる字(じ)を下(くだ)す事の