みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

温泉考 - 翻刻

温泉考 - ページ 47

ページ: 47

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ふれそゝきて出来る湯のあつからずぬ るからず身にふれて温柔和煦既(おんじうくわくすで)に浴(よく)し て後|腹蔵肌膚表裏内外煦ゝ温暖(はくぞうきふひようりないくわいくゝおんたん) の気やゝしはしやまさる湯を極上〳〵 の良湯(りようとう)とおもふへきなり筑前(ちくせん)の貝原(かいはら) 篤信(とくしん)も熱湯(ねつとう)には浴(よく)すべからず温(おん)なる をよしとすといへり此ことはよしと すべし 一 筑前(ちくせん)の国|三笠(みかさ)の郡天拝山(ぐんてんはいざん)の麓(ふもと)に温泉(おんせん)あり 村の名を武蔵(むさし)といふその温泉まことに右の 注文(ちうもん)のことく異気(いき)に触(ふれ)ず異臭異味(いしういみ)を 帯(おび)ず自然天然(しぜんてんねん)うぶのまゝなる湯(ゆ)のたゞ 硫黄(いわう)の臭気(しうき)を帯(おび)てあつからずぬるから ず身にふれて温柔和煦既(おんしうくわくすで)に浴(よく)して後腹(ふく) 蔵肌膚表裏内外煦々温暖(ぞうきふひやうりないくわいくゝおんたん)の気やゝしは しやます頻(しきり)に浴(よく)すれ共肌膚枯燥(きふこそふ)せず