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コレクション: コレクション3

飲水の心得 : 伝染病の予防 - 翻刻

飲水の心得 : 伝染病の予防 - ページ 10

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【右】 けれとも之れを地(ち)におろせば適宜(よきほど)の養(やしなひ)を得(ゑ)て小苗(わせ)と なり逐次(したい)に発生(はつせい)するに至る故に過年(せんねん)横濱(よこはま)に在留(ざいりう)せし 欧米(をうべい)人或は東京に在留(ざいりう)せる外国(ぐわいこく)人其/他(た)我邦(わがくに)の人民(じんみん)も 【病名左線】虎列刺(コレラ)及【病名左線】窒扶斯(チブス)病は飲水(のみみづ)より誘(ひざな)ひ發(はつす)るものにして他 の患害(やまひ)は毫(すこし)も之に関係(かゝは)らさるものとせり偖(さて)【病名左線】虎列刺(コレラ)及 【病名左線】窒扶斯(チブス)病の飲水に関係(かゝは)ることは今/姑(しばら)く之を措(お)き先(まつ)水の 種類(しゆるい)及其/善悪(よしあし)を逐次(しだい)に説明(ときあか)すべし    第一章     水の種類 水は【左線】酸素(サンソ)と云へる気体(もの)と【左線】水素(スイソ)と云へる気体(もの)と抱合(くみあい)て 【左】 液(しる)の體(かたち)となれる者なれ共其/二(ふたつ)の気体(もの)は只水を造成(つく)る 主(など)にして多少(たせう)他の物(もの)を含(ふく)み自(おのづか)ら純粋(じゆんすい)なる者は稀(まれ)なり 世に天水(あまみづ)は純粋(じゆんすい)なる者と稱(ものな)れと顕微鏡(けんびきやう、ムシメガネ)又は藥(くすり)にて之 を試(ため)せば其内に種々(いろ〳〵)の混合物(まざりもの)を見る況(まし)て天より降(くだ)り て土地(とち)に滲洑(しみこみ)其水の流(なが)れて河(かは)となり或は湧(わい)て種々(いろ〳〵) 他の物の質(しつ)を含(ふく)むこと多からん故に水の種類(しゆるい)異(こと)なり従(しがふ) て其/性質(せいしつ)且/味(あじは)ひ等も差(たがへ)り夫に付飲水となる者あり又 ならざる者あり且又/良(よき)水の内に良(よき)水あり悪(あしき)水の内に 又悪(あしき)水あり皆(みな)悉(こと〴〵)く含有物(ふくむもの)の性質(せいしつ)と分量(ぶんりやう)とに因(よ)つて別(わか)