翻刻
【右】
に起(おこ)る混濁(にごり)は遊離(いうり)【左線】安母尼亞(アンモニア)の反應(はんのう)とし次の【左線】炭酸加(タンサンカ)
里(リ)溶液(ようえき)に由(よつ)ての溷濁(にごり)は【左線】安母尼亞鹽(アンモニアエン)類(るい)とす
又【左線】沃土加里(ヨウトカリ)と【左線】沃土汞(ヨウトコウ)とを溶和(とか)し之に小学/量(りやう)の水/化(くわ)【左線】加(カ)
里(リ)銃敏(たいひん、するどく)ならず若し水/溷濁(こんだく、にごる)するか或は染色(しんしよく)する
時は之に【左線】炭酸曹達(タンサンソーダ)の小/量(りやう)を加へ硝子蒸餾器(がらすじやうりうき)に投(とう)し
烈火(れるくわ、つよきひ)を以て煎沸(わか)し蒸餾液(じやうりうえき)を取(とり)て其【左線】安母尼亞(アンモニア)を験(ため)す
可し
[第十]第九の如く【左線】挌魯爾水素酸(コロールスイソサン)を注(そゝ)き乾餾(かんりう)せしめたる
残渣物(ざんさぶつ、のこりのもの)を再(ふたゝ)び【左線】挌魯爾水素酸(コロールスイソサン)にて沾(うる)はし猶(なほ)水を注(そゝ)ぎ之
【左】
を煖(あたゝ)め残渣(のこり)あれば之を濾過(ろくわ、こす)し其/残査物(のこりもの)は【左線】珪酸(ケイサン)たるべ
し若其【左線】珪酸粘土(ケイサンネンド)の二物は【左線】炭酸曹達(タンサンソーダ)の容積(ようえき、ときしる)と共に煎沸(せんふつ、くぁかす)せ
ば忽(たちま)ち又/残査物(ざんさぶつ)往々(おう〳〵)有機物(イウキブツ)の現在(げんざい)する為(ため)に黒色(こくしよく)を
帯(おぶ)ることあれ共之を焼(やけ)は全(まつた)く白色となる
有機物試法
諸多(しよた)【左線】有機物(イウキブツ)の水に溶解(ようかい)す可く或は水に融出(ゆうしつ、とけ)す可(べ)き
物質(ぶつしつ)を含有(がんいう)する者(もの)にして其/全(まつた)く之に溶融(ようゆう、とける)せざる者
甚(はなはだ)稀(まれ)なり而(しか)して屡々(しば〳〵)説明(せつめい)せし如く【左線】有機質(イウキシツ)を多量溶(たりやうよう)
抱(はう)せる水を以て有害不良(いうがいふりやう)の者となせば此/試法(しはふ)も緊(きん、かん)