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コレクション: コレクション3

飲水の心得 : 伝染病の予防 - 翻刻

飲水の心得 : 伝染病の予防 - ページ 33

ページ: 33

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【右】 れ共有機質(イウキシツ)を含有(がんいう)する水は屡々(しば〳〵)【左線】安母尼亞(アンモニア)及【左線】亞硝酸(アセウサン)の 成分(せいぶん)を存在(そんざい)る其二物又/能(よ)く【左線】過滿俺酸加里(クワマンガンサンカリ)を還元(くわんげん)せし めるの性質(せいしつ)あり故に若し水を試験(しけん)するの前(まへ)に於て先 づ豫(あらかじ)め両物(りようぶつ)を除去(じよきよ)せずんばあらず 【左線】安母尼亞(アンモニア)及【左線】亞硝酸(アセウサン)を除去(じよきよ、のぞく)するは一/磅(ぽんど)《割書:[約百二|十目餘]》の水を陶(さ) 皿(ら)に内(い)れ塵埃(ほこり)なき場所(ばしよ)に於て純(じゆん)【左線】苛性曹達(カセイサウダ)滷液(えんえき)《割書:[一分の|乾燥那》 《割書:篤𠌃母より成る水化那篤𠌃母一分 |及蒸餾水四分を以て製したるもの]》を一磅(ぽんど)五百分の一 《割書:[約そ二分五厘|十五滴に当る]》を混(こん)し之を煑沸(にわか)して水の容量(ようりやう)三分の一 に至(いた)るを候(うかゞ)ひ之に【左線】稀硫酸(キリウサン)《割書:[硫酸一分|餾水二分]》を一磅(ぽんど)五十分の一 を加(くわ)へ再(ふたゝ)び煑沸(にわか)し全量(ぜんりやう)約(おほよ)そ半/磅(ぽんど)に至(いた)れば全(まつた)く両物を 【左】 除去(じよきよ、のぞく)し得可し 上/術(じゆつ)をなしたるものを摂(せつ)氏の六十度とし【左線】過滿俺酸加(クワマンガンサンカ) 里(リ)溶液(ようえき)の二十五立方[センチメーテル]を加へ十五分時 間をえ経(へ)る後(のち)更(さら)に摂氏の五十度乃至六十度を再ひ之に 附與(ふよ、くわへ)し又之に通常定量用【左線】蓚酸溶液(シウサンヨウエキ)を百/倍(ばい)のもの二十 五立方[センチメーテル]を注加し十分時間に於て褪色(たいしよく、いろがぬける) する時【左線】過滿俺酸加里(クワマンガンサンカリ)溶液(ようえき、ときじる)を灌(そゝぎ)て竟(つい)に稀薄(うすき)の紅色を残(のこ) すに至らしむ此時用ひし處の【左線】過滿俺酸加里(クワマンガンサンカリ)溶液の量 二十五立方[センチメーテル]を越(こゆ)る時は其/剰餘(あまり)の者は 則ち【左線】有機質を酸化(さんくわ、とかす)せしむるに費耗(ついや)せし者たることを知