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【右】
管(くわん)を捻(ねじ)る時は該水/迸(ほとば)しり出ず第十圖の如し
第六章
飲水心得の通則
[第一則] 各種(いろ〳〵)疾病(やまひ)は體内(たいない)の水分/不足(ふそく)せるより生(せう)ず
る者多しとす
[第二則] 飲水(いんすい)を注意(ちうい)せざれば窒扶斯虎列刺(チブスコレラ)の媒介(なかだち)と
なる既に前に説(と)ける如く
[第三則] 惡(あく)水を飲用する時は急性病(きうせいべう、きうなるやまい)を發(はつ)するのみな
らず又/慢性病(まんせいべう、ながきやまひ)を發(はつ)す
[第四則] 良好(りやうこう)の水は前に屡々(しば〳〵)いへる如く透明(とうめい、すみたる)なる色に
【左】
して久し空気(くうき)に曝(さら)すとも更(さら)に色の変(かわ)ることなく又/何(なに)
たる臭(かさ)も無くして爽涼(さわやか)なる味(あぢ)を保(たも)ち決(けつ)して異(こと)なる味
なき者を最良(もつともよし)とす
[第五則] 不透明(ふたうめい、すみきらぬ)なる色にして濁(にご)り或は染色(しんしよく)して其/他(た)
悪(あし)き臭気(しうき)ある水は飲料にならざること言を俟(ま)たざれ共
又/透明(とうめい)にして清(きよ)らかなる蒸餾(じようりう、らんびきのみづ)水又氷水、雪水、雨水の如
きも其/味(あじわ)ひ淡薄(たんはく)にして不佳(ふか)なる故/善良(ぜんりやう)の水と稱(とな)へ難(がた)
し
[第六則] 善良の水を得んと欲せば地を撰(えら)びて噴水(ほりぬき)を
穿(ほ)る可し