東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

四季漬物塩嘉言 - 翻刻

四季漬物塩嘉言 - ページ 21

ページ: 21

翻刻

【右丁】 つくなり    牛蒡(ごばう)味噌漬 牛蒡(ごばう)の本末(もとすへ)を去(さり)中(なか)の所(ところ)斗(ばか)り六七寸に切(きり)是(これ)もざつと 湯(ゆ)をくゞらせ味噌(みそ)に漬(つけ)るなり是は沢庵(たくあん)大根のみそ づけと一所に桶(おけ)の下の方に漬おくべし一年/余(よ)も経(へ)ざれば 漬(つき)かぬるものなり三年五年とふるくなる程(ほど)殊更(ことさら)よし    印篭漬(いんらうづけ) 醤瓜(まるづけ)の跡先(あとさき)を切(きり)中実(なかご)をくりぬき其中(そのなか)に歩穂蓼(ほたで)紫蘇(しそ) の葉(は)若生姜(わかしやうが)青蕃椒(あをとうからし)等(とう)をおしいれ甘塩(あましほ)加減(かげん)にして 【左丁】 圧(おし)強(つよ)て漬(つけ)るなり六七日/立(たて)ば喰比(くひごろ)なり瓜(うり)へとうがらしの からみ移(うつ)りて至極(しごく)よし輪切(わぎり)にしたる所/印篭(いんらう)に似(に)たる ゆへ名(な)づくるものか又云(またいふ)胡瓜(きうり)もかくの如(ごと)くするもよし 歯切(はぎれ)ありてまるづけ瓜(うり)におとらず    渦巻漬(うづまきづけ) 胡瓜(きうり)の季(すえ)の比(ころ)とうがらしを沢山(たくさん)に入(いれ)て甘塩(あましほ)に圧(おし)をかけて 漬置(つけおき)水十分にあがりたる時(とき)二ッにはわらず立(たて)に庖丁目(はうちやうめ)を 入れて中実(なかご)をすき取(とり)一日/天日(てんぴ)にほして能(よく)さまし置(おき) 片(かた)はじよりしつかりと巻(まき)竹(たけ)の皮(かわ)をさきて解(と)けぬやうに