東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

四季漬物塩嘉言 - 翻刻

四季漬物塩嘉言 - ページ 26

ページ: 26

翻刻

【右丁】 事なし香(にほひ)ふかし    塩山椒(しほさんしよう) 山椒(さんしよ)の実(み)ばかり取(とり)て少(すこ)しばかり塩(しほ)をふりて押(おし)をかけ 塩水(しほみづ)あがりたらば四五日たちて其(その)水(みづ)をしぼり捨(すて)て ほしてたくわふべし    唐皮(からかわ) 山椒(さんしよ)の木(き)の若(わか)き枝(ゑた)を切(きり)水(みづ)にしばらく浸(ひた)し置(おき)て 木(き)と皮(かわ)の放(はなれ)る比(ころ)きざみて塩水(しほみづ)に漬(つけ)てかこひ遣(つか)ふ時(とき)に 塩(しほ)出(だ)して庖丁(はうちやう)す 【左丁】    刀豆(なたまめ)粕漬(かすづけ) なたまめは生(なま)にてしばらく湯(ゆ)に浸(ひた)し置(おき)塩(しほ)を少(すこ)し ばかりふりて十日/余(あま)り押(おし)て水にて洗(あら)ひ半日(はんにち)ばかり 干(ほし)て粕(かす)に漬(つけ)るなり一年/余(よ)もたゝねばつきかぬる物 なり    守口大根(もりぐちだいこん)粕漬(かすづけ) 是(これ)も大根に湯(ゆ)をくぐらせ一日(いちにち)ひにかわかし粕(かす)に塩(しほ)を少(すこ)し まぜて漬(つけ)てかるく押(おし)をおく《割書:守口大根とはだなと干(ほし)大根にする|もの各/別種(べつしゆ)なり混(こん)ずべからず》    独活(うど)味噌漬(みそづけ)