東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

四季漬物塩嘉言 - 翻刻

四季漬物塩嘉言 - ページ 27

ページ: 27

翻刻

【右丁】 山(やま)うどを二三日/蔭干(かげぼし)にしてぐな〳〵するやふにして 三年/味噌(みそ)につける百日(ひやくにち)ばかりにて風味(ふうみ)よし    冬瓜(とうぐわ)味噌漬(みそづけ) 冬瓜(とうぐわ)を皮(かわ)ともにたち中実(なかみ)を深(ふか)くすきとりて一塩(ひとしほ)して なるく押(おし)をかけて一夜(いちや)水(みづ)をとり布巾(ふきん)にて水気(みづけ)を 拭(ぬぐ)ひ皮(かわ)をむきて直に味噌(みそ)に漬(つけ)るなり味噌に水/溜(たま)り たらば又みそをとりかへて外(ほか)のみそに漬るかくすること 二三/度(ど)におよべば水も出なくなるを度(ど)とするなりさすれば いつまでたくわへおくとも味(あぢわひ)かわる事なしみ水の出る中(うち)ゆだん 【左丁】 すべからず又/金冬瓜(きんとうぐわ)といふ一種(いつしゆ)もかくして漬(つけ)おけども 度々(たび〳〵)手(て)がけざれば久(ひさ)しくは蓄(たくわへ)がたし    花丸瓜(はなまるうり)粕漬(かすづけ) 花まる瓜(うり)は生(なま)にて直(すぐ)に粕(かす)に漬(つけ)るなりすべて生(なま)のまゝ粕(かす)に 漬(つけ)る物(もの)には二重底(ひぢうぞこ)に桶(おけ)を拵(こしら)へ下(した)に糠(ぬか)をいれ水をおとす やうにせぬときは粕(かす)のかわるものなり糸瓜(いとうり)なども右の通 にして粕(かす)につけるなり    西瓜(すいくわ)粕漬(かすづけ) 西瓜(すいくわ)の花落(はなおち)若(わか)きうちに取(とり)て丸(まる)のまゝ粕につけるなり