東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

四季漬物塩嘉言 - 翻刻

四季漬物塩嘉言 - ページ 34

ページ: 34

翻刻

【右丁】 漬るなり    十六さゝげ粕漬(かすづけ) さゝげの余(あま)りの実(み)のいりすぎぬうちにとりて生(なま)のまゝ 粕(かす)に漬るなり眉児豆(ふじまめ)などは殊更(ことさら)さやばかりの内に 漬込(つけこむ)なり上(うへ)に水出(みずいで)たらばしたみとるべし    天王寺蕪(てんわうじかぶら) 蕪(かぶ)の茎(くき)一寸/斗(ばか)り附(つけ)て甘塩(あまじほ)に押(おし)つよくかけて漬置(つけおき) さて天気(てんき)よき日(ひ)一日かはかして味噌(みそ)にも漬粕(つけかす)にも漬 かへるなり何(いづ)れ百日/余(よ)も経(へ)ざれは漬(つき)がたし 【左丁】    梨糟漬(なしかすづけ) あはゆきの無疵(むきず)なるをゑらび梨(なし)と梨(なし)とあたり合(あは)ぬ やうに粕(かす)沢山(たくさん)にして漬るなり    柿粕漬(かきかすづけ) はちやといへる細長(ほそなが)き柿(かき)の青(あを)きうちにとりて粕(かす)に つけるなり自然(しぜん)と渋(しぶ)ぬけて甘(あま)からず甚(はなはだ)よき風味(ふうみ) なり会席(くわいせき)の香(かう)の物(もの)に附合(つけあは)す    柚青漬(ゆあをづけ) 柚(ゆず)の実(み)のいらざる青(あを)きうちにとりてかんてんをながして