翻刻
程(ほど)大半つぶれ同町二丁目三丁目四丁目とも少々つふれ連雀
町二丁目中ほと迄あらましつぶれかたえ町より西の方はぶなん
なりかねの手町より東の方もぶじなり山田町より南へ
かけ連雀(れんしやく)町までは大地しん魚町五丁目おけや町等も余程
つぶれ市川かじか沢(ざわ)大半つぶれ身延(みのぶ)山七めん山しんどうして
大にあれる又|信州路(しんしうぢ)はにらざき台(だい)ケ原金沢峠まで大に
ふるふ甲府(こうふ)手まへは石和(いさわ)宿大にそんじ勝ぬまつるぜ等
の宿々ふるひつぶれその上焼失くろの田物初かり花ざき宿も
大半そんじ富士道(ふじみち)は矢むら小のま吉田宿冨士の北口へん
まで大ひにあれくずるゝ夫より大月宿|駒(こま)はし宿猿はし
宿大半そんじさるはしいたむとり沢犬目宿のだじり宿
へん又はつる川|上野原(うへのはら)宿とも少々(せう〳〵)そんじ郡内余(ぐんないよ)ほどのそんじ
なり相模(さがみ)ぶん関(せき)の宿よし野宿こはら宿は少々にて相すむ
小ぼとけ駒木(こまき)のへんはかくべつのことなし秩父も右同断八王子
宿日野宿府中宿ぬのた宿高井戸宿へんは江戸ぐらゐ
にてすむなり又《箱:信州》仲仙道(なかせんどう)すぢは福しま宿へんかけはし
へん宮(みや)の越(こし)宿やぶはら宿ならゐにへ川此へん少々のそんじ
なり又は所によりいたみおゝし本山せはしほじり宿へんは余(よ)
ほどのそんじ高島(たかしま)御城下|高遠(たかとう)御城下とも大はんそんじ
くづるゝ下すわ宿ならびにこすい辺(へん)そんじみつう?【かカ】み大そんじ
和田峠大くづれ大ひにあれる長久保(なかくぼ)宿あしだ宿もち月じゆく
八幡(やわた)宿しをなだは少々づゝのそんじあり岩村田(いわむらた)宿は大そんじ